試験一覧

接触冷温感

・JIS L 1927

目的

人の肌が物に触れた時、「暖かい」や「冷たい」と感じる感覚のことを接触冷温感と言います。例えば、同じ温度であってもウール等の衣服は「暖かい」と感じ、鉄等の金属は「冷たい」と感じます。これは、人の肌から物体への熱の移動量がそれぞれ異なるためで、肌が触れた時に鉄の方がウールよりも多くの熱を肌から奪うため、鉄は「冷たい」と感じるのです。このような皮膚感覚を評価する指標として最大熱吸収速度(q-max)があり、冷感加工製品の評価に用いられています。

試料サイズ

約15cm×約15cm(5枚)

試験方法

室温(20±2℃)、湿度(65±4%)の+10℃(ΔT=10℃)または20℃(ΔT=20℃)に加熱した試験機の測定部を、室温の試料に接触させた時の瞬間的な熱の移動量を測定し、最大値(q-max)を求めます。最大値は、大きいほど冷たく小さいほど温かく感じることを表します。

  試験機(KES-F7 精密迅速熱物性測定装置(THERMO LABO Ⅱ))

技術ラボ便り

【9月号】シリーズ〜機能篇〜第3回目「機能性試験の解説」

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