試験一覧
寸法変化(カーリング)
・ケケン法
目的
カーリングとは生地の端が丸まってしまう現象のことを指し、生地の織り組織や使用している糸の撚りにより起こってしまうことがあります。
セットされていた生地が水分により緩和されると、端からくるくると丸まってしまい縫製時や製品にした時の事故につながっていきます。
この試験では、生地に水分を規定量吹き掛けた際に発生するカーリングの程度を、吹きかけてから5分後と24時間後の二回の判定をします。評価は5級~1級間の5段階で判定します。
試料サイズ
25㎝×25㎝
試験方法
試料を水平台に置き30〜40%程度の水を均一に霧吹き、5分間及び24時間放置した後の試料の端がカールする状態を判定します。