試験一覧
摩擦を伴った動的荷重の厚さ減少率
・JIS L 1021-7 4
目的
動的荷重とともに強い摩擦作用が連続的に与えられた場合の厚さの減少値及び減少率を調べる試験です。
試料サイズ
直径14cmの円形試験片を3枚
試験方法
ロータリー型動的荷重試験機を用いて測定します。厚さ測定器の加圧子を試験台に接触させゼロ点を調整し、使用面を上にして試験片を試験台に固定します。試験片の上に厚さ測定器の加圧子を静かに降下させ10秒間経過後の厚さを読み取ります。(測定位置は衝撃を与える面積内で、一試験片当たり3か所以上とし、それを平均値とする)試験台が10000回転する間、衝撃回転子によって衝撃を与えます。
試験後、試験片を試験台に固定したまま、5分間経過後の厚さを試験前の厚さ測定と同じ方法で測定します。(測定は試験前と同一の位置で行いその平均値を厚さとする)各試験片の試験前の厚さ及び試験後の厚さを定められた計算式に当てはめ厚さ減少値及び厚さ減少率(%)を求め、その平均値を小数点以下1桁まで求めます。