ニュース・コラム
第83回IWTO年次総会出席について
2014年4月28日〜30日の3日間にかけて、南アフリカ・ケープタウンにて第83回International Wool Textile Organization(IWTO)年次総会が開催されました。
IWTOとは羊毛業界の関係者の代表で構成された世界レベルでの非営利組織であり、毎年開催されている総会においては、意見交換の場として、特定の問題を解決する収束性の立場をとることができます。
特に近年では2011年に中国・杭州で開催された中で、Super X’s表示の規定の変更が採決されました。今回、生産者や商社関係者等をはじめ多数の業界関係者が出席し、その総数は24か国およそ230名の参加となりました。
内容については、
1日目 原料や生産技術
2日目 開催テーマである「Sustainability〜Wool、Passion、People〜(持続可能性〜羊毛、情熱、人〜)」について、主に羊毛に関連した地球環境保護やリサイクル
3日目 羊毛のプロモーション及びマーケティングと、各日発表テーマが異なり、羊毛に関するさまざまなプレゼンテーション及び議論が幅広く行われました。
その中で、羊毛の原料に関する試験や風合いに関する新たな評価方法についての議論があり、大変有意義な情報を得ることができました。
更に、世界各国からの出席者との交流の中で、多くの方が日本の市場に関心があることを実感し、私たちは第三者検査機関として、正確迅速な試験データの提供や消費者への安心・安全を提供することで、日本市場の活性に貢献できるよう努めてまいります。