ニュース・コラム

CCMI・IWTO総会での質量分析による獣毛定量法の研究発表

2013年6月11日(火)~14日(木)に渡り、イタリア・ビエラにてCCMIコミッティー(6月11日)及びIWTO総会(6月11日~14日)が開催されました。ケケンからは、鈴木理事長、丸茂獣毛総合研究所所長が出席し、CCMIコミッティーの場では、現在、研究を進めている「獣毛に含まれるタンパク質の質量分析を用いた獣毛の種類を特定し定量する方法の開発」について発表を行い今後の獣毛鑑定の一つのあり方についての報告をさせていただきました。コミッティーメンバーからは、研究の今後の実用化の状況などについて質問があり、大きな手応えを感じました。

また、IWTO総会では、現在、世界中で話題となっている「動物福祉(Animal welfare)」のについての議論や、羊毛の原産地の評価方法、世界的な市場の動向など幅広い観点から議論がされており参加して非常に意義のあるものとなりました。加えて、出席者との交流の中で様々な問題提起、試験に対する要望なども情報収集することが出来ました。これらの経験、情報を生かし、これからもケケンは、カシミヤを始めとする獣毛鑑別の精度を向上し、生産メーカ様に対しては信頼性の高いデータ提供を行い製品の品質保証に、また、消費者に対して安全な商品を提供できる環境づくりに貢献いたします。

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